『DUO 3.0』で英語が苦手を克服する勉強法!CDとアプリのおすすめの使い方

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英語力を底上げしたい!そんなときに自信を持っておすすめなのが、英単語帳DUO 3.0』です!

『DUO 3.0』って大学受験の参考書じゃないの?と思われるかもしれませんが、大人の英語勉強にもめちゃくちゃ使えるんです。

私が『DUO 3.0』に出会ったのは約1年半前ですが、最近やっと効果的な『Duo 3.0』の勉強法がわかってきました。そして、その効果のすごさに、もっと早くこの使い方を知っていれば時間を無駄にすることはなかったのに、と後悔しました。

1年以上試行錯誤した今だからこそわかる、『Duo 3.0』の最も効果的な勉強法やCDの使い方、『Duo 3.0』の学習に使えるおすすめアプリなどについて紹介します!

『DUO 3.0』とは?

Duo learning method1

名前の由来は?

なぜ、この英単語帳は『Duo 3.0』というのでしょうか?

DUO」というのは、「二重奏」という意味です。単語集と熟語集が一つになったということからきています。『Duo 3.0』1冊で、重要単語1572語、重要熟語997語が学べます。しかも、例文の数は560個と覚えられる単語や熟語の数に比べて少ないです。つまり、一つの例文の中に複数の重要単語や熟語が収められているので、効率よく学ぶことができるのです。

3.0」というのは、バージョンです。つまり過去に「1.0」や「2.0」があって、改良が重ねられてきたということです。「3.0」が出たのが2000年なので、それからかなり長い間使い続けられています。それだけ完成度が高いということです。これだけ時間がたてば、普通は例文に古臭さを感じたりするものですが、『Duo 3.0』の例文は今読んでも古臭さを感じるどころか、まさに今話題になっている内容が書かれていたりして、まるで未来を予言していたようだという人もいるくらい、今にも通じる英文になっています。

『Duo 3.0』の優れた点は?

『Duo 3.0』の最も特徴的なのが、掲載されている英文全てが、「覚える価値のある英文」であるということです。
せっかく覚えた英文が、実際には使う機会のないものだったら勉強した時間が無駄になってしまいますよね。

『Duo 3.0』の例文は、米国の大学教授3名を含む15人のネイティブによってチェックを受けた、自然で、覚える価値のある英文です。例文は会話形式になっていたり、ストーリーやキャラクターが登場することにより、実際に使う場面を想像しながら勉強できます。

このことが勉強意欲を大いに盛り上げてくれます。

また、テキストには、派生語・関連語や解説、コラムなどが豊富に載っているので、深く掘り下げようと思ったら、どんどん深く知識をつけていくことも可能です。

このようにどんなレベルの人にも役立つ英単語帳の決定版が『Duo 3.0』なのです。

『DUO 3.0』で間違った学び方をして後悔したこと

『Duo 3.0』はとても有名な英単語帳なので、使ったことがない人でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?私もそうでした。

しかし、30歳を過ぎて、全くの初心者から英語を始めた私にとって、このような英語の情報がびっしり詰まった単語帳は敷居が高いイメージがあります。

実際、1週目は知らない単語が多すぎて、なかなか進みませんでした。記録を見ると、スタートしたのが、2015年1月で、終わったのが7月と、なんと1週目は半年以上もかかりました。

その後は復習用CDは聞いていたものの、テキストを振り返ることもなく、放置状態です。

CDを聞いているうちに初めの方のSECTIONの例文は覚えてきたので、この調子でCDさえ聞いてたらどんどん英語が上達するだろうと思いましたが、そんなに甘くはありませんでした。

半年ほど繰り返しCDを聴き、覚えられたのはSECTION 2まで。それ以降のSECTION 45まではほとんど聞き取れないままでした。

これにショックを受けて、このままではダメだと『Duo 3.0』の効果的な勉強方法を調べました。

そもそも『Duo 3.0』には推奨学習方法がまえがきに書かれています。私のように失敗しないためにも、まずは、推奨学習方法をしっかり読み込んだ上で、勉強を始めることをおすすめします。

『DUO 3.0』復習用CDの効果的な使い方

『Duo 3.0』の学習効果を最大限に発揮する上で、欠かせないのが音声CDです。音声CDは別売りで2種類あります。英語の教材というととても高いイメージがありますが、『Duo 3.0』の音声教材は本と変わらない値段です。

このCDがあることにより、学習効果が何倍にもなりますので、最初からCDは準備してください。後からだと時間を損することになると断言できますので、学習には最初からCDを用意して取り組みましょう!

では、2種類の音声教材はどういう違いがあるのでしょうか?

『Duo 3.0/CD 基礎用』『Duo 3.0/CD 復習用』の2種類があります。基礎用から始めたほうがいいの?と思われるかもしれませんが、私は復習用だけで十分かと思います。その理由を説明します。

『Duo 3.0』CD 基礎用と復習用の違い

基礎用CD

枚数:CD5枚組
内容:見出し英文の和訳→見出し英文(スロースピード)→見出語→見出し英文(ナチュラルスピード)
収録時間:約5時間
価格:2,800円+税

復習用CD

枚数:1枚
内容:見出し英文(ナチュラルスピード)
収録時間:約60分
価格:1,200円+税

『Duo 3.0』の達成目標にも書かれているのですが、『Duo 3.0』で目指す目標とは、

本編の見出し英文560本を60分で聞き取れるようにすること
※DUO 3.0 CD/復習用の録音時間

です。

なぜ、60分で『Duo 3.0』の例文を聞き取れるといいかというと、例えば、TOEICなどの試験開始の1時間前でも、重要単語1572語と重要熟語997語を総復習することができるからです。

最終目標が60分で聞き取れるようにすることなら、わざわざ遅いスピードで話される基礎用CDをする必要はなく、最初から復習用CDから取り組んだ方が、ナチュラルスピードで話される英文に慣れることができます。

また、基礎用CDは1周するのに5時間もかかってしまうので、繰り返し聴いて記憶に定着させるという点では、復習用CDの60分を何回も聴く方が優れています。

値段も復習用CDの方が半額以下なのでコストパフォーマンスがいいです。

なので、私は最初から復習用CDのみでいいと思います。

ただし、復習用CDの速度についていくのが辛い、何を言っているのか全く聞き取れないという場合は、基礎用CDから耳を慣らしていくのはありだと思います。どちらにせよ、英語は聞いて理解できることが重要なので、学習効果を高めるためにもCDは必ず用意しましょう。

『Duo 3.0/CD 復習用』の効果的な使い方は?

本と復習用CDは最初からセットで使います。1周目に例文を見ながら意味を確認していくときに、CDの音声を流しながら確認していきます。

そのときに、CDは最初から最後までを流すのではなく、1つのSECTIONをリピート再生します。例えば、本でSECTION 1の例文の意味を確認しているときには、CDはSECTION 1をリピート再生で何度も繰り返します。1SECTION は1分半程度なので、意味を調べている間に何度も発音をチェックすることになります。

こうすることによって、英文の意味を確認すると同時に単語や熟語の発音も同時にチェックしていくことができます。

こうしないで、本で例文の意味の確認だけして発音のチェックをしなかった場合、CDを聞いたときに、わからない発音の単語が出てきてしまい、結局本に戻って意味を調べなくてはいけなくなるので、二度手間となってしまいます。

なので、1周目は、1SECTION ごとに音声を聞きながら、しっかりと意味を確認するようにしていくと、意味と発音が同時にチェックできるのでおすすめです。

そして、2周目以降は、本を見ながら音声を聞いて意味を確認したり、CDだけを聞いて、意味がパッと浮かんでくるか確かめて、わからない所を本でチェックするようにするといいでしょう。

間違っても、意味がわからないまま、何度もCDだけを聴くというのは、ほとんど意味がないのでやめた方がいいです。

一度、例文の意味を一字一句しっかりと確認して理解してからリスニングに取り組んだ方が、何倍も効果があります。

『DUO 3.0』のiPhoneアプリを使った効果的な勉強法

最後に『DUO 3.0』を勉強するのに最適な無料アプリを紹介します。

「語学プレーヤー〈NHK出版〉」です。

語学プレーヤー〈NHK出版〉

無料
(2016.07.30時点)
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このアプリのすごいところは以下の点です。

  1. 再生速度を変えられる(0.5〜3倍)
  2. 巻き戻し・早送りができる(2、4、8、16、30秒が選べる)
  3. 区間リピートができる
  4. 文字表示ができる
  5. iPhoneのミュージックから再生できる

それぞれについて説明していきます。

1.再生速度を変えられる(0.5〜3倍)

Duo learning method2

耳からの英語学習をするときにあると便利なのが、音声の再生速度の変更機能です。慣れてきたら、速い速度で聴くことにより、時間を短縮し、効率よく勉強することができます。

iPhoneの標準のミュージックアプリでは、再生速度を変えることができません。パソコンのiTunesからメディアの種類をミュージックからオーディオブックに変更すると、再生速度を変えれるようにはなりますが、その場合、iBooksという別のアプリで再生する必要があり不便です。

しかし、この語学プレーヤーでは、Tunesに取り込んだミュージックのまま速度を変えて再生できます。しかも、iBooksの0.75〜2倍速よりも幅広い、0.5〜3倍速の速度が選べますので、慣れてくるととても短い時間で『Duo 3.0』を1周勉強できるようになります。

2.巻き戻し・早送りができる(2、4、8、16、30秒が選べる)

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音声で英語を学習していると、今のところ聴き逃したのでちょっとだけ戻りたいということがあると思います。

そんなときに便利なのが、巻き戻し・早送り機能です。iBooksの場合は、巻き戻し・早送りとも15秒固定となっています。

語学プレーヤーは、2、4、8、16、30秒の中から選べるので、戻りすぎることもなく、自分でちょうどいい秒数を設定できるので発音の勉強に最適です。私は4秒に設定しています。

3.区間リピートができる

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全体をリピート再生、1トラックをリピート再生だけでなく、AB区間を自分で決めてリピート再生することもできます。

『Duo 3.0/CD 復習用』には、1トラックに1SECTIONが収録されており、SECTION 45まであります。SECTION の中には複数の例文が収録されていますが、この中の1つの例文を集中的に聴きたいという場合にABリピート再生が威力を発揮します。

4.文字表示ができる

これも素晴らしい機能です。最初に少し手間はかかりますが、テキストの内容をiTunesのファイル情報の「歌詞」に入力しておくことで、再生中にその内容を表示できます。

つまり、iPhoneさえあれば、『Duo 3.0』の本がなくても、例文の意味を確認しながら勉強できるのです。私が学生の頃からすると、まさに夢のような環境と言えるでしょう。学生のときにこの環境が欲しかったと心の底から思います。まあ、私は学生のときは英語に興味はありませんでしたが……

iPhoneのミュージックから再生できる

操作方法は以下のとおりです。

[ ミュージック ] → [ + プレイリストに追加 ] → [ 追加したいアルバムを選択 ] → [ + ボタンを押す ] → [ 完了 ]

Duo learning method5

画面下のメニューから「ミュージック」を選びます。

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アルバムやプレイリストから、追加するミュージックを選びます。

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『Duo 3.0』のアルバムを選択し、右上の「完了」を押します。

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『Duo 3.0』がプレイリストの一番下に追加されます。

これで、「語学プレーヤー〈NHK出版〉」で再生できる準備が整いました。あとは、好きな場所で、好きな速度で、好きなだけ『Duo 3.0』を勉強することができます。

まとめ

これで、『Duo 3.0』の最強の学習環境が整いました。

それでは、『Duo 3.0』の効果的な勉強方法についてまとめます。

  1. 1周目は、全部覚えようとせず、発音と意味を確かめる。
  2. 2周目は、覚えていないものを重点的に意味を確認していく。(SECTIONごとに音声をリピートしながらがおすすめ)
  3. 3周目以降は、音声だけを聞いて意味がすぐわかるか確認したり、本を深掘りしてみたり、とにかく『Duo 3.0』を何周も回して触れる機会を多くする。
  4. 最終的には、復習用CDの音声を聞いて、すべての英文の意味がわかる。

このように『Duo 3.0』は繰り返せば繰り返すほど、記憶に定着してきて、一周を楽に回せるようになってきます。『Duo 3.0』に出てくる英単語や日本語訳に出てくる言葉を見たり聞いたりしただけで、『Duo 3.0』の例文が頭に浮かんでくるようになります。こうなると、その例文は自分に馴染んだということです。

『Duo 3.0』を数周回して、音声を聞いて大体の意味が取れるようになってくると、英語の映画などを見たときに聞き取れる言葉の数が、『Duo 3.0』を始める前に比べて圧倒的に増えていることに驚くと思います。

これは、『Duo 3.0』が実際に英語圏で使われている英文を分析して、使用頻度の高い、覚える価値のある英文のみが厳選されているからです。

このように『Duo 3.0』は、信頼して何回もやりこむ価値のある教材なので、安心して取り組んでください。
そして、『Duo 3.0』の効果を最大限に発揮するためにも、ぜひ音声CDも最初から用意して、アプリも活用していきましょう。

ここまで英単語帳『Duo 3.0』の魅力についてお伝えしてきました。
とりあえず、『Duo 3.0』の単語を完璧にマスターしたら、読める・聴ける英語がかなり増えて、英語の苦手意識はなくなるでしょう。

すると、英文法も強化したいと欲が出てくるはずです。
そんなときにおすすめの1冊は、こちら、『一億人の英文法』です。文法書はこれ一冊で大丈夫です!
英文法のパターンが網羅されているにもかかわらず、イラストが多用されていて非常に読みやすいです。普通に読み物としても楽しめます。

『Duo 3.0』と『一億人の英文法』で英語の基礎はかなり底上げされるはずです。DUOの復習用CDも併せて全部買っても5000円いきません。英語を勉強するのに本当にお金はかかないのです。

ただ、いい教材に出会えるかどうかが鍵になります。私は大人にになってからでしたが、素晴らしい英語教材に出会って、英語が好きになれて本当によかったと思っています。

英語が読み書きできるだけで、世界が何倍にも広がります。英語の映画や音楽、街にある看板や英語が書かれた印刷物を見るだけで、英語の勉強ができますし、テンションが上がります。

私は学生時代に英語が大の苦手で大嫌いだったからこそ、英語の楽しさを伝えて、英語にハマる人を増やせたらいいなと思いこの記事を書きました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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